
2015年8月29日、兵庫県神戸市において開催された「第44回全国消防救助技術大会」に併催された消防庁防災イベントにおいて、株式会社コンプラスが開発した「NIGERU 避難者受付支援システム」が採用されました。
全国消防救助技術大会は、全国の消防本部から選抜された約1,000名の救助隊員が集結し、人命救助技術の向上と災害対応力の強化を目的として開催される国内有数の防災関連イベントです。
その防災啓発プログラムにおいて、NIGERUは避難者受付および情報共有を支援するシステムとして活用されました。
本訓練には、消防庁・警察関係機関・神戸市・兵庫県・大学関係者・地域住民など、多数の関係機関が参加しました。
さらに、ヘリコプターや船舶を活用した医療搬送訓練を含む複合的な広域避難訓練が実施され、実災害を想定した大規模な防災検証が行われました。
1万人を超える参加者が集う環境の中で、NIGERUは避難者の受付・管理・情報共有を支援し、大規模災害時における避難所運営の効率化と円滑な情報連携に貢献しました。
災害発生時、多くの自治体や避難所では、受付の混雑・手書き台帳による運用負荷・情報共有の遅延・要配慮者情報の把握といった課題が発生します。
NIGERUはこれらの課題解決を目的として開発された避難者受付支援システムです。ICカードとスマートフォンを活用することで、避難者受付・入退所管理・情報共有・避難拠点間連携を効率的に実施することが可能です。
本訓練では、複数の避難拠点を結ぶ運用環境の中で、その有効性が実証されました。

NIGERUは専用端末を必要とせず、ICカード・スマートフォン・クラウド技術を活用して構築されています。
そのため、導入コストを抑制し、災害時の迅速な展開、全国どこでも運用可能、平時からの訓練活用を実現します。
避難所運営のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する技術として、自治体・公共機関・企業防災への展開が期待されています。
防災イベントでは、当社が開発した半導体技術を活用した防水型ICシールを用いて、子どもたちが楽しみながら学べる体験型防災教育プログラムを実施しました。
参加者はオリジナルICカードを作成し、各訓練ポイントを巡回しながら避難行動や防災知識を学習しました。
単なる防災訓練ではなく、防災教育・ICT教育・地域コミュニティ形成を同時に実現する取り組みとして高い評価をいただきました。
大規模災害への備えは、行政だけでなく地域・企業・住民が連携して取り組むべき重要な社会課題です。
NIGERUは、避難者受付の効率化にとどまらず、地域防災力の向上・避難所運営の高度化・防災DXの推進・共助社会の実現を支援する社会インフラ技術として開発されています。
株式会社コンプラスは今後も、防災・減災分野における技術革新を通じて、持続可能で強靭な地域社会の実現に貢献してまいります。
本取り組みの実現にあたり、ご協力いただきました関係機関ならびに関係企業の皆様に深く感謝申し上げます。
特に紙製ICカードおよび防水型ICシールの開発・提供において多大なるご支援をいただきました各社に、心より御礼申し上げます。
日立マクセル株式会社
ソニー株式会社
株式会社サトウ
今後も防災・減災分野における技術発展と社会実装の推進に向け、連携を深めてまいります。